Event Report
入試当日を、まるごと一日体験する。
中学3年生を対象に、高校入試の「模擬入試」を実施しました。
志望校を選び、願書を書き、受験票を持って着席する。
そして合否は、その日のうちに。
模擬入試の一日
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事前準備期間
志望校を選び、願書を書く
公立高等学校の志願可能校一覧から、受ける学校と学科を生徒自身が選択。そのうえで本番と同じ様式の入学志願書に、黒のボールペン・楷書で記入しました。氏名やふりがな、出身中学校に加え、中1・中2の学年末と中3一学期の評定まで、自分の手で書き込みます。
ロールプレイのポイント/願書を受理したあと、受験番号を記載した受験票を発行してお渡ししました。当日はこの受験票を持参して来校します。 -
10:30集合
受付・受験上の注意
受験票を提示して着席。持ち物の確認から注意事項の読み上げ、開始の合図まで、本番と同じ手順で進めました。教室の空気が変わるのは、この時点です。
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14:00試験終了
筆記試験
時間配分も、休憩の取り方も、答案の書き方も、当日と同じ条件で試されます。「解ける問題から手をつける」といった当たり前の判断が、緊張のなかでは意外と難しいことを実感してもらいました。
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17:00結果発表
合否発表
試験終了後すぐに採点と判定を行い、その日のうちに、生徒が選んだ志望校に対する合否をお伝えしました。
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後日個別実施
フィードバック面談
あらためて一人ひとりと面談。答案を一緒に見ながら、結果の中身をこれからの計画に落とし込みました。
当日、教室で見えたこと
点数には出てこない部分にこそ、この日の意味がありました。
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受付前
受験票を、手に持ったまま
普段の授業と同じ教室に来ているはずなのに、玄関での表情が違います。受験票をかばんにしまわず、ずっと手に持ったまま入ってくる生徒が何人もいました。
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試験開始
最初の5分で、手が止まる
「始め」の合図のあと、ページをめくる音だけが続きます。いつもなら鉛筆が動き出すはずの時間に手が止まっている生徒もいて、緊張のなかで解き始めることの難しさが、そのまま表れていました。
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休憩時間
時計を見る回数が増えていく
科目が進むにつれ、残り時間を気にする様子が目に見えて増えました。時間配分は「知っている」だけでは足りず、体で覚えるしかないことが伝わったはずです。
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試験後
終わった直後から、答え合わせが始まる
退室と同時に「あの問題どうやった?」という声があちこちで上がりました。自分の答えが合っているか気になって仕方がない——それ自体が、受験生の顔になった証拠だと思います。
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発表前
17時を待つ、いつもより静かな教室
結果が出るまでの数時間、口数が少なくなる生徒もいれば、何度も時間を確認しに来る生徒もいました。合否を待つ時間の重さは、本番でしか経験できないものです。
なぜ、願書から書かせるのか
志望校を、自分で決める
一覧を前に「どこを受けるか」を自分で決める作業は、想像以上に手が止まります。学校名だけでなく学科まで選ぶことで、進路がはじめて具体的な言葉になります。
評定を、自分で書き込む
願書の評定欄を埋めるとき、今の内申が合否判定の材料になることを数字で実感します。書き間違えられない緊張感も含めて、入試の一部です。
結果を、その日のうちに返す理由
合否だけで終わらせない。
「ここから何をすべきか」まで渡す。
合格した生徒にはさらに上を目指すための次の目標を、届かなかった生徒には何が足りなかったのかと今後の学習計画を。判定は、夏の過ごし方を決めるための材料です。
面談で確認したこと
- 点数の内訳と、失点の原因単純なミスなのか、理解が足りていないのか。答案を見ながら仕分けします。
- 時間配分の実際どの問題にどれだけかけたか。本番で削るべき時間はどこかを確認します。
- 志望校との距離合格ラインまであと何点なのかを、科目ごとの数字で共有します。
- 夏以降に取り組む単元と順番何を、いつまでに、どこまで。一人ひとりの学習計画に反映しました。
参加した生徒の声
願書を書いたときに、自分は本当に受験するんだと思った。学校名を書く手が止まった。
思っていたより時間が足りなかった。家で解くのとは全然ちがう。
合格と出たけれど、点数を見たら安心できなかった。夏にやることがはっきりした。
結果を待っている時間がいちばん緊張した。本番はもっとだと思うと、今から準備しておきたい。
受験生としての第一歩を、この夏に。
模擬入試を経験した生徒たちは、自分の現在地と、志望校までの距離を数字で知りました。
ここからの数か月の使い方が、来春の結果を左右します。
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